<内容>
2011年の紀伊半島南部豪雨における大規模災害の事例を、ドキュメントとして起こしたもの。この事例を踏まえた上で、首都における治水対策がどうあるべきであるかを検討している。
<感想>
私自身九州北部豪雨の最中で対応に追われた人間なので、あのときの絶望感はいやというほど身にしみる。さらに、紀伊半島の場合は夜間に大規模地滑りという形で集落ごと消滅するという未曾有の災害だ。現場の方々の苦労といい、絶望感に苛まれただろう。
後半部の治水対策がハード面で十分になればなるほど、決壊したときの位置エネルギーが大きくなるという言葉は傾聴に値する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション・回顧録・エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年10月26日
- 読了日 : 2014年10月26日
- 本棚登録日 : 2014年10月26日
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