図書館で、この本を見つけた時、思わず懐かしく思い借りてきました。
漫画では最後の終わりがどうしても納得できず終わってしまった物語のその後が書かれているということで・・・
漫画の最後は、アルバートさんが丘の上の王子様というのが分かったところで終了してしまいました。
けれど、私にはキャンディとアルバートさんがいずれ結
婚するというイメージは全く持てませんでした。
だって、あんなに二人で暮らすほど仲良くなったけど、
何にもなかったし~、さらには、どれだけテリィが好きかをさんざん聞かされ続けたアルバートさんが、普通に
じゃあ僕と・・・ってなるかな?~って思ってた。
アンソニーは死んじゃったけど、テリィは生きている。
この違いは大きいよね。キャンディがどれだけ愛情深いか分かるから、そう簡単にアルバートさんへいくなんて
考えられなかった。そんなことを漫画を読んだとき思っていたから、この小説はものすごくどきどきしながら読みました。
で結局、どっちなの!?アルバートさんとテリィのどちらなのか、作者はあいまいなまま、終わってしまい。
もやもやしています。
でもね、よーく考えると、キャンディは今幸せです。
って言ってるの、セントポール学院で過ごした後の話に
手紙形式で、いろいろなことを話しているけど・・・・
一番、手紙を書きたくて、けれど書いていないそして、
たくさん手紙をもらったって文章もあった、テリィについての手紙がほとんどなかった・・・・。
それって、一番身近な人からの手紙を思い返す必要はないってことにならないかしら・・・?
キャンディのいう「あのひと」はテリィだと、私は思いながら読みました。
っていうかそうであってほしい。
今までの流れから、キャンディが愛したのはテリィだって思うので。その想いが叶ったから、今幸せだと、言えるんじゃないかな~。
アルバートさんと結婚するのも、悪くはないと思うけど
アルバートさんに対するキャンディの想いは、テリィとは違うもの。アルバートさんがたとえキャンディを女性として見れたとしても、キャンディの心の中に誰がいるのかはすぐわかるし。ステアやアーチーのように、見守るしかできないと思うなぁ。
30年の時を経て、大人になったキャンディの物語を読むことができてよかった!!
もちろん、私は当時からテリィが好きでした。
キャンディに対するあまのじゃくな愛情表現がたまらなくって。
- 感想投稿日 : 2015年11月2日
- 読了日 : 2015年11月2日
- 本棚登録日 : 2015年11月2日
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