2006年の秋ごろNHKラジオで、朗読が放送されていて、気になっていた「子供の生きる国」を図書館で借りてきた。
著者は、第1子を日本で、第2子をイギリスで、第3子をフランスで、それぞれ出産している。
その妊婦生活と出産と育児について書いている本。
人間の出産なんて同じものなのに、国によって妊婦生活の送り方や出産の方法が違うらしい。
助産婦さんが教えてくれる沐浴の仕方も全く違って、えぇ〜っ!とびっくりしてしまった。
日本での育児を、サラリーマン川柳の 「無理をさせ、無理をするなと、無理を言い」にたとえているが、この本を読む限りでは、そうだなぁと感じる。
イギリスでは育児や育児をする人に対して敬意が払われているという。
フランスでは子育て家族への支援はとても手厚い。本当にすごい。
その一方で、イギリスの子どもに持たせるランチボックスの内容にびっくり。
作るというよりも入れるという感じの中身だ。
ポテトチップス、ソーセージ、りんごorバナナ、ヨーグルト、ジュース。
いいなぁと思ったのは、夫が妻を大事にすること。
イギリスでもフランスでもそうだったらしい。
いつまでたっても、大事にされたいものだ。
見習いたいと思ったのは、ハグすること。
ちょっぴり恥ずかしいけど、ハグしてあげると子どもはうれしいだろうな。
出産とか育児の体験記は、とても個人的なものだけれど、それが、本当におもしろく描かれている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2008年8月23日
- 読了日 : 2008年8月23日
- 本棚登録日 : 2008年8月23日
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