いいなぁこの同好会。主人公いわく「くえない女たち」の集まりなのだが、ひとりひとりの個性がきわだっているし、みんなあわせたときのバランスもすばらしい。
結婚とか家族とか会社とか、いろいろな関係性のあいだによこたわるもやもやとした、どっちかというと些細な諸々を描き語りながら、根本的なこと、とっても大事なことをやんわりと浮き彫りにしていく手腕はいつもながら見事。
ほぉーとおもわず感心してしまう名台詞がたくさん。
ちっとも説教臭くなく、すとーんと「腑に落ちる」というか、あたまではなくてからだがしみじみ感じとる、そういうお話として綴ることができる才能というか技能というか、ただただ、すごいなぁと思う一冊。
日本語が読めてよかった
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
my library
- 感想投稿日 : 2012年5月25日
- 読了日 : 2012年5月25日
- 本棚登録日 : 2012年5月6日
みんなの感想をみる
コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/02/13