森山大道が旅し、モノクロフィルムに収めた1970年代半ばの遠野は、当然ワタシがよく知っている遠野とは違う。しかし、今は見ることのない場面が切り取られても「ああ、ここは遠野だ」とすぐわかる。それは、彼が遠野に憧れ、旅をして写真をとっていた時に感じていた「ふるさとの姿」と同じものを、ワタシも旅した時に感じたからだった。遠野を訪れる人のほとんどは、まさにその気持ちを持っているのだろうな。
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カテゴリ:
日々の本とかマンガとか
- 感想投稿日 : 2011年7月6日
- 読了日 : 2011年7月6日
- 本棚登録日 : 2011年7月6日
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