解散を控えていたSEALDsのメンバーが、香港で雨傘運動の中心メンバーとなったアグネス・チャウやジョシュア・ウォン、台湾のひまわり学生運動の陳爲廷と対話し、日本・香港・台湾各地の民主主義について探った本。正直SEALDsには思い入れはなく、後者両地の運動家たちとは比べて全然あまちゃんじゃないかと思わせられたけど、それぞれ各地の将来を背負っていくわけであるから、非常に刺激になっただろうし、同世代の対話だからこそ、ジョシュアくん・アグネス嬢・陳くんのスタンスもわかりやすく伝わってくる。返還20年を迎えた香港の混乱と民主の未来を気にしつつ読んでいったが、自国内だけでなく、近隣アジアの状況を気に留めながら、政治を考え行動していくのは結構重要。それは彼ら若者だけじゃなく、彼らに敵視されてる我々ええ歳こいた大人にも必要な観点じゃないかね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中華趣味の本
- 感想投稿日 : 2017年7月2日
- 読了日 : 2017年7月2日
- 本棚登録日 : 2017年6月26日
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