先の連休、一箱古本市を見学しながら谷根千を久々に歩いた。4、5年ぶりに訪れたが、谷中銀座の相変わらずの賑わいと共に、路地裏にオシャレな店が随分増えたのに驚いた。近いうちにまた行って、今度はじっくりのぞきたいというお店ばかりだった。
不忍ブックストリート及び一箱古本市の仕掛け人である著者のナンダロウさんが、この界隈に集まるお店を厳選しまとめたこの本には、ただのガイドでは収まらない濃さがある。それは各店主が自分の思いを店でどう伝え、この街でどう暮らしているのかがそれぞれ物語となっている面白さがあるからだ。普段は自分の興味とは違うかなというお店にも、店主の物語に共感できれば俄然行きたくなる。そんなお店が集まることで、街が面白くなるんだろう。郊外のショッピングモールだけが世界の全てなんて言ってしまうのは、あまりにも寂しく、もったいないもんね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日々の本とかマンガとか
- 感想投稿日 : 2014年5月13日
- 読了日 : 2014年5月13日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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