一昔前の大宮と場に勤務した佐川光晴さんの体験記。と畜場作業員としては異色の経歴であった佐川さんがなぜと畜場作業員になったのか、そしてそこでどのように「働いていく」ことを自身の気持ちの中に落ち着かせていったのかということが感じられる作品でした。
牛を屠るというタイトルから想像するほど、血なまぐさい風景が展開されるわけではなく、むしろ淡々と語られる中に、現実感が迫ってくるようでとても興味深かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
一般教養
- 感想投稿日 : 2020年1月26日
- 読了日 : 2020年1月26日
- 本棚登録日 : 2020年1月24日
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