ムーミンシリーズの実質的長編第1作。ムーミン谷に迫る赤い彗星をめぐる冒険譚。
まあとは言うものの、無知な子供たちによる無謀な話と思うか、勇気溢れる話と思うかは人それぞれ。話自体の展開は意表をついていて、息もつけないほどの展開。読み応えがあります。
それにしても登場人物は、みんな自己中だし、まるで論理的でないし、すぐ他ごとに心が飛ぶし、自己流にこだわるし…でもこう言うことって我々の周りにも多いよね。
原書名:Kometen Kommer
著者:トーベ・ヤンソン(Jansson, Tove, 1914-2001、フィンランド・ヘルシンキ、画家)
訳者:下村隆一(1928-1969、大阪市、スウェーデン文学)
解説:山室静(1906-2000、鳥取市、詩人)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドイツ・ゲルマン文学
- 感想投稿日 : 2019年9月5日
- 読了日 : 2019年9月5日
- 本棚登録日 : 2019年9月5日
みんなの感想をみる