歌舞伎町セブン (中公文庫 ほ 17-7)

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  • 中央公論新社 (2013年9月21日発売)
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冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見された。死因は急性心不全。事件性はないはずだった。だが、これを境に、この街の日常はなにかがずれ始めた。それに気づき、手探りで真相を追い始めた人間たちが、必ずぶつかる「歌舞伎町セブン」とは何を意味するのか。そして、街を浸食していく暗い狂気の正体とは―
歌舞伎町地域課に異動した元刑事の小川幸彦(父は元新宿区長、在任中に心臓麻痺で死亡、他殺では?)が高山の死と父の死が似ている。殺人の疑いを捜査本部に言うが東係長に他殺の証拠を持ってこいと却下
フリーライターの上岡と捜査を開始
元セブンの斎藤(元ヤクザ、商店街会長)が襲われる
孫娘の杏奈(リュウの実の娘)に手首(指詰め)が送られる
現役ヤクザ市村(元セブン)、アキ、ジロウにリュウは助けを求める。ビルに匿うがたまたまリュウを見かけた小川のせいで場所がばれる。尾行されていた
上岡と小川は元セブンのメンバーに拉致
歌舞伎町を守る為の暗殺グループ、歌舞伎町セブンの説明をうける。
集合場所のビルが火事 メンバーが4人死亡
欠伸のリュウは生き残ったが整形、戸籍変更。
娘はメンバーに預けた。娘のそばにいたくて歌舞伎町のバー。エポのバーテンダーをする陣内(欠伸のリュウ)
父殺害の背景。新興中国系暴力組織から7億円授受し市役所通りの工事を進め、暴力団の一掃を計画。それを隠蔽する為に区議殺害を指示。未亡人が区長殺害の依頼人
リュウは未亡人が姉なのを知っていた。父はいない。母は売春婦。姉も売春をさせらてた。
姉は名前を変えて現在の区長。歌舞伎町セブンのメンバー二人を引き込み、残りの殺害を計画
姉は歌舞伎町を恨んでいた。新興中国系と組みビルを巧妙な手口購入
歌舞伎町セブン復活。元メンバーと廃墟コマ劇場におびき出し裏切った二人を殺す
警官の小川は初めて殺人現場を目撃
自分達の情報を連絡、斎藤の死体を遺棄したアキラは殺さずに売った。
杏奈とリュウはこれまでと同じ生活
バーに東係長がやってきた。風呂場溺死のみせた区長の体内の水を調査中と告げた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: バイオレンス
感想投稿日 : 2019年4月30日
読了日 : 2019年4月30日
本棚登録日 : 2019年4月20日

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