孤島の誘拐 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2011年9月15日発売)
2.22
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (10)
  • (6)
本棚登録 : 86
感想 : 9

人口300人に満たない絶海の孤島。高齢化が進み、皆が顔見知りという荒島 で誘拐事件が起きた。誘拐されたのは、宝くじに当籤し大金を手にした男の息子。警察は、かつていくつもの誘拐事件を解決に導いた“エース”を投入するが、身代金の要求を、被害者宅の庭先に書くという手口に捜査は難航する。島という“密室”での犯行はどのように行われたのか?犯人は誰なのか?『誘拐の誤差』で多くの読者を惹きつけた著者独自の誘拐ミステリー。
戸梶の集大成。駄目男。いい女。田舎の優柔不断な巡査。本土への依頼を煽る妻。クールなスナイパー。クールなやくざ。共に装備知識あり。

薄井武朗 宝くじ長者、金庫に3000万 
薄井勝人 長男 やくざ 組の金を持ち逃げ逃走中
薄井善貴 次男 DVDプレイヤー強請り父に殴られ狂言誘拐を実行
石狩永太郎 36歳独身 ブスにふられボケ親父ち住む農民
善貴に畑に小便され復習を画策 話すとバカで単純でいい奴だった
ふられた女からと戻す。
池内公雄 石狩の幼馴染。力を目指すが脱走、リンチ事件の部屋
佐々木久美子 ブス
神尾佑介 共同墓地管理人 酒乱
吉野明人 駐在警官 本土への連絡がびびってできない
藤波 勝人を追うヤクザ
島津美帆 31歳独身警部補 カレなし 執念の捜査
堀部太一郎 ベテラン警部 誘拐のプロ 久々の現場復帰



宝くじ成金の次男が、自作誘拐をたくらむ。自宅の庭にメッセージを残す。
隠れ家である兄との思い出の洞穴に戻った時に足を滑らせて死ぬ。
ヤクザの兄も組の金に手を出して島に戻ってきた。実家に立ち寄ると不審者と思われ誘拐捜査でやってきた警官ともみあい刺してしまうが自分も負傷する。警官から盗んだ拳銃。洞穴に向かう。出血多量で死ぬ。
追ってきたヤクザは兄の死体を発見。金を見つけないと帰れない。
警察の銃を発見し、警察が追っているのがわかる。わめく手下が銃を向ける前にアーミーナイフを投げ殺す。死を覚悟。洞穴で一夜うぃ過ごす。
捜査班のスナイパーに姿を見られ撃たれる。断崖を転がり落ちてから死ぬ。急所を外したスナイパーを恨む。
巻き込まれた元教師。弟を最後に見たのが自分なのを隠す。弟が死んだのを発見のも自分。証拠隠滅する間に死体が消えた。
隠したのは幼馴染の島民。カラスに投げたアーミーナイフを拾いに行き
崖から落ちた弟を発見。すべって転びナイフを首に刺してしまった。
捜索中に血のついたナイフ(兄の血)を発見。
弟の死体を木の上の家に隠す。見つかるのは時間の問題。
最近、土葬した墓に死体を隠す。酒乱の墓地の管理人を酔わせアリバイも作った。
捜査にきた誘拐のプロ(妄想癖)は本土から緊急呼び出し。
相棒の31歳、半べっぴんは木の家からリアカーの後があるのを発見。
休暇を使い引退した警察犬を使い墓までやってきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 駄目男
感想投稿日 : 2011年11月24日
読了日 : 2023年4月23日
本棚登録日 : 2011年11月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする