すこしまえにドラマ化された作品だとか。
原作は2007年発行とのこと。
ヒロインの一人、理子は今なら五十代に入っている!ということになる。
いがみあっていた二人のヒロインが、勤務する書店を守るために協力し、互いに理解しあうようになっていく。
今どき「女のくせに」という意識丸出しの上司、妊娠したら仕事をやめれば?という、大手企業の旦那。
こうした考え方との戦いが前面に出てくるのは、それこそ今どきなぜ?と思ってしまうが、それは今の自分が直面しないで済む、恵まれたポジションだから、なのかもしれない。
10年たっても、相変わらず、なのかな?
それはさておき、やはり楽しいのは、自分も大好きな書店の事情がいろいろ分かること。
チェーン店の店長会議の様子とか、アルバイト、契約社員、正社員といった立場の違う人たちが混じり合う職場の雰囲気とか、売り場作りのこととか。
すごく多面的に描かれているので、興味深い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年10月9日
- 読了日 : 2016年10月9日
- 本棚登録日 : 2016年10月9日
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