モバイル・ミュージアムとは、展示物をユニット化し、展示用の資材とともに貸し出したり、巡回したりするシステムのことであるようだ。
本書は、このシステムを作った東京大学総合研究博物館の館長によるもの。
手っ取り早く内容を把握するなら、補遺として収められた講演を原稿化したものを読めばよいようになっている。
随分以前のこと、名古屋に、独自の収蔵物を持たない「名古屋ボストン美術館」が出来たとき、自分も含め、結構冷笑的に見ている人が多かった気がするけれど・・・
本書を読んで、(本書では名古屋ボストン美術館はちらりと出てくるだけだが)それがどういう意味があるのか、やっと理解できた。
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- 感想投稿日 : 2014年4月12日
- 読了日 : 2014年4月12日
- 本棚登録日 : 2014年4月12日
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