死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)

著者 :
  • 宝島社 (2010年7月6日発売)
3.31
  • (171)
  • (520)
  • (737)
  • (228)
  • (49)
本棚登録 : 4849
感想 : 693
4

副題の「凶器は バナナの皮」に誘われて購入。
凄腕の殺し屋(死神)にかかるとバナナの皮も凶器になるというコメディーのような推理小説。
全く違う3つの話しが、過去や現在を行き来して最後は交わる。ちょっと混乱しかけるが、上手く繋がると成程なと思わせる。偶然も、あまり見事だと疑いが出てくる。妄想刑事の説は何度も否定されるが、確かに一つ一つを積み上げるとおかしいとなる。同じように主人公の先輩の本宮の推理と行動の切れ味に感心する。
最後の黒幕にちょっと驚くが、そこから敵の完全無欠の反撃が大活劇。映画のシーンを見ているようだが、結末が尻切れ蜻蛉のようで残念。続編があるようなので主人公と先輩は難を逃れたようだが・・。死神と黒幕は捕まったのだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2022年7月30日
読了日 : 2022年7月30日
本棚登録日 : 2022年7月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする