20世紀の最後(1999年3月~2000年6月)にSFマガジンに連載されたSF長編作品。
恩田陸さんらしくないというか、恩田陸さんがこんな作品も書いていたんだというか、非常に異色の作品。
日本人だけが地球に居残り、産業廃棄物の除去に追われる近未来を舞台に、エリートを育成する「大東京学園」への入学試験を勝ち抜いたアキラとシゲルの闘いを描いている。
20世紀へのオマージュとして、アメリカ横断ウルトラクイズやDJの赤坂、ミッキーマウスなどが醜悪なほどデフォルメされて「汚れた地球」を彩っていく。
「バトル・ロワイヤル」みたいというレビュアーもいていますが、そこまでの醜悪さはなく、エンタテイメント色が残った作品と感じました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2011年2月13日
- 読了日 : 2011年2月12日
- 本棚登録日 : 2011年2月13日
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