「女の子に優しくし励ます」という才能だけを持つ晶生が始めた「デート屋」稼業を描いた連作短編集。
ちょっとした悩みを持っていたり、踏み切れなかったりする女性の言葉を褒めちぎり、受け入れて、賞賛する。それで全部OKといった晶生の態度に3編目で正直食傷気味だったのですが、4編目のお話で晶生を否定する女性が登場。「おっ!」と思ったものの、結局晶生くんの成長物語の範囲を超えませんでした。ちょっと説教くさいですよ。
つまらなくはないけど、予想できる範囲内。「僕はこの仕事に一応、人生賭けてますから」……って、本当??
他のレビュアーさんが書いていましたが、連作TVドラマの題材にはいいかもしれません。相手の女性のキャラクターを変えるだけで12回分くらい十分作れそうです。
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- 感想投稿日 : 2006年11月5日
- 読了日 : 2006年11月5日
- 本棚登録日 : 2006年11月5日
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