ヴィクトリア調のロンドンを舞台にしたとあるネコとネズミたちの物語。
のらネコのスキリーは、ひょんなことからロンドン一おいしいチーズを出すというチェシャーチーズ亭のネズミ対策用ネコとして飼われることになる。しかし実はスキリーはネズミたちと取引をしており、ネズミを捕らない代わりにネズミたちからチーズを提供してもらうことになっていた。
新しい暮らしに慣れようとしている頃、スキリーはネズミたちがとんでもない「客」を匿っていることを知る。そんな中、スキリー同様チェシャーチーズ亭に住む権利を狙っていた粗暴な野良猫・ピンチも女中に取り入り飼われるようになり・・・?
というようなお話。
児童文学らしくにぎやかで楽しい話でした。随所に挿入された挿絵もいい。
当時の著名な文人が出入りしたパブとして、ディケンズ等有名人が登場するのも楽しい。クライマックスに登場する女王陛下は流石の貫録でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学(YA含む)
- 感想投稿日 : 2014年10月26日
- 読了日 : 2014年10月21日
- 本棚登録日 : 2014年10月26日
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