「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎大先生が描く上下巻の怪奇作品。「黒博物館」シリーズ第2弾。歴史とオカルトが交差する良作です。
ロンドン警視庁の犯罪資料館「黒博物館」に展示された“かち合い弾”と呼ばれる謎の銃弾。ある日、それを見せてほしいという老人が訪れた時、美しい黒衣の学芸員は、かのナイチンゲールと生霊にまつわる不思議な冒険物語を語りはじめる。
藤田節全開の荒々しく研ぎ澄まされた画風と、荒唐無稽にも思えるジャンプ率の高いストーリーはさすがの一言。一風変わったバトル漫画なわけですが、クリミア戦争時の時代背景も重厚に描かれ、作品世界を豊かに構成していてワクワクしますなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2015年8月14日
- 読了日 : 2015年7月30日
- 本棚登録日 : 2015年8月14日
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