ふぅ。物語的には面白かったのだが、なんとも苦戦した読書時間になったように感じる。そう思ってしまう原因はこの物語を完全には把握できていないからだ。作家の津田が描いた物語と実際現実に起こった事象との境界線が入り乱れている。つまりつかみどころがないので、自分で面白いと思う部分を読んで楽しむ読書になった。やはり面白いのは偽札の出どころと、この物語自体の伏線回収か。
「これってどんな内容?」って人に聞かれてももちろん答えられない。でも先が気になってページを捲る手を止められず、時間はかかるが読了してしまう。津田に翻弄された。肩が凝った。
読書状況:読み終わった
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佐藤正午
- 感想投稿日 : 2022年7月5日
- 読了日 : 2022年7月5日
- 本棚登録日 : 2022年7月5日
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