「くろ髪の千すじの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもいみだるる」「み」の繰り返しによって拍節され刺激される官能。晶子は鉄幹との間に12人も子をなすとともに生涯歌作に明け暮れたが、こうした情熱的な歌を紡ぐことのできる精神性がそうした生活を支えていたのだと思う。「清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵会う人みなうつくしき」歌人の感性の深さを思う。
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2010年9月13日
- 本棚登録日 : 2010年9月13日
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