読み切った。なんかこう、確実に読書する人としての自分のレベルが上がったような気持ちになった。解説の示唆するものの多さ。
推理小説、歴史小説、宗教小説であるだけでなく、「書物についての書物」でもある……というのは難しい言い方だが、少なくともダンテ『神曲』やボッカチオ『デカメロン』、ボルヘス、ホームズなどのオマージュ元、『薔薇の名前』時代の解説書、「記号論」について、「愛」や神と女性原理についてなどなど、次に仕入れたい知識が、書物が次々と想起される。読書の旅が始まっちゃう予感が、溢れ出てくる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月11日
- 読了日 : 2023年8月9日
- 本棚登録日 : 2023年8月3日
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