ヴァンパイア映画もスウェーデン産だと、ひと味もふた味も違う。
雪と氷に覆われた白い街が、真っ赤な血で染まる……グロテスクと美の狭間を揺れ動く映画だ。
いじめられっ子の少年とヴァンパイアの少女が出会い、互いの深い孤独が共鳴するように惹かれ合っていく。
甘く切ない初恋映画と、耽美的ホラーの見事な融合。
『ポーの一族』を生んだ日本でこそ、このようなヴァンパイア映画が生まれてもよかったはず。
もっとも、日本を舞台にした途端、ヴァンパイアという存在が遠くなってしまうからなァ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画/その他
- 感想投稿日 : 2021年3月5日
- 読了日 : 2021年3月5日
- 本棚登録日 : 2021年3月5日
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