荒川弘(ひろむ/女性)の超人気マンガの実写映画版。
私は原作も好きだが、この映画版もとてもよい出来だと思う。原作のエッセンスを巧みに抽出して、コミックス10巻以上にのぼるストーリーを、2時間足らずの映画にビシッとまとめている。
キャスティングもおおむね原作のイメージどおりで、「これは違うだろ」とあからさまな違和感を覚えるキャストが一人もいない。ヒロイン・御影アキ役の広瀬アリスの健康的な色気も素晴らしい。
まあ、我らが黒木華の南九条あやめ役は原作のイメージとはかなり違うのだが、演技力でイメージのギャップを見事に埋めている。コメディエンヌとしての魅力開眼、という感じだ。
監督は、私のお気に入り映画の一つ『純喫茶磯辺』の吉田恵輔。さわやかな青春映画の佳編である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本映画
- 感想投稿日 : 2018年10月2日
- 読了日 : 2016年5月22日
- 本棚登録日 : 2018年10月2日
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