ぐろぐろ (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2003年12月11日発売)
3.60
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本棚登録 : 150
感想 : 19
3

読んでいる最中、何度も気分が悪くなること請け合いのグロ満載のエッセイ集。これほど気持ち悪くなる(吐き気を催す)逸話満載の本を何とか読み終えて感じるのは、人間の奥深さ。

人それぞれ、実は様々な性癖や趣味趣向を持つが、この本に登場する人物たちは、それが、所謂世間一般の常識から見ると奇異なものに思えても、自分に素直に、それを愚直に探求する。その姿は、滑稽でありつつも、なかなかに素敵なことのように思えてくるから不思議。本社は著者の人間賛歌でもある。

強烈な気持ち悪さと共に、そこに登場する人間たちの生きることへの素直な欲求の追求に、人間は面白くて、可笑しくて、素晴らしいと思える一冊でした。

しかし、気持ち悪い。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月12日
読了日 : 2012年8月12日
本棚登録日 : 2012年8月3日

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