安徳天皇漂海記 (中公文庫 う 26-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年1月1日発売)
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本棚登録 : 309
感想 : 29
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だいぶ前に買ってたのを、そういやこれ安徳天皇ってタイトルだなあと読み始めましたが、物語は鎌倉時代から始まります。
前半は少々読みにくかったですが、ラストに近づくと、おおこういう話だったのか〜と。壮大なお話です。
南宋滅亡の闘い「崖山の戦い」は壇ノ浦の戦いに似てるというのは、他の物語でもあるようですが、それにマルコ・ポーロも入ってくるという壮大で幻想的なお話でした。
「高丘親王航海記」にインスパイアされてるそうですが、また違った味わいのある小説だったと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012年読んだ本
感想投稿日 : 2012年11月24日
読了日 : 2012年11月24日
本棚登録日 : 2012年11月24日

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