生きることに悩む人はすぐ手に取るべきだろう。
また、フロイト的な因果論や精神と肉体の分離主義にとらわれたり、目的論的な人生に追い立てられて、苦しむ人々に向ける救いの書である。
私の心に刻まれた本書の中のセンテンスを紹介しておこう。
・われわれは過去の原因論の住人であり続けるかぎり、一歩も前にすすめない
・アドラー心理学ではフロイト的なトラウマの議論は明確に否定する
・あなたは「あなた」であっていい
・我が子であっても、親の期待を満たすために生きているのではない
・アドラー心理学とは、他者を変えるために心理学ではなく、自分が変わるための心理学
・アドラーは意識と無意識を分けて考える二元論的価値観に反対した
・人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないこと
・計画的な人生など、それが必要か不必要かという以前に、不可能である
・「いま、ここ」だけを真剣に生きるべき
・人生の意味は、あなたが自分自身にあたえるものだ
・「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはない
・わたしが変われば世界が変わる
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
目からウロコ
- 感想投稿日 : 2017年3月8日
- 読了日 : 2017年3月8日
- 本棚登録日 : 2017年3月8日
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