コトラーが教えてくれたこと 2

著者 :
  • ぱる出版 (2012年1月1日発売)
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メモです。

・顧客は誰か?
コトラーもまず最初に聞くのは「君たちの顧客は誰なんだい?」。
顧客が誰なのかをクリアにすることが一番最初にすべきこと。

・エスノグラフィ
インタビューだけじゃわからない、思いつきもしない顧客の「生活そのもの」を実際に一緒に過ごして観察する調査手法。

・データマイニング
小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術。
情報技術の向上により、潜在的な顧客ニーズが眠る「鉱山」として「採掘(mining)」されるようになった。

・顧客の創造
企業がしなければならないのは「顧客の想像」であるーーピーター・ドラッカー
多くの企業では収益の9割は既存顧客からもたらされるが、プロモーション予算の大半を新規顧客の獲得に費やし、既存顧客の離反率は気にしていない企業が多い。多くの成功した企業は「ファン」を多く抱えている。
苦情にも耳を傾けることが大切。

・大切なのは「感動」すること

・「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」ーーバーバラ・フレデリクソン
会議の発言におけるポジティブな言葉が、ネガティブな言葉の3倍以上になると急激に会議の生産性と創造性が向上する。

・プロジェクトマネジメント
アメリカでは学問的に定義されている。
Program Evaluation and Review Technique.
計画がなぜ失敗するのか?→時間や人手、資金などのリソース管理の甘さである。
「頑張る」=自分の能力を超えたことをしなきゃいけない。
そうでもしないと成功しないプロジェクトは、最初に目標を立てた時点で失敗が約束されている。
プロジェクトがうまく行っていない=リソースの不足が明らかになった時できることは、追加でリソースを投入することだけ。

・最も簡単に人が幸せになる方法
毎日その日にあった感謝すべきことをリストアップすること。
これまでの人生で一番感謝すべき相手に手紙を書いて、それを相手の前で読み上げること。

・インターナルマーケティング
自社あるいはパートナー企業を含めた「内部の人間」へのマーケティングのこと。
顧客と同じくらい「望む価値を提供すべき相手」は他ならぬ自社の従業員であり、それによって初めて顧客の満足度や利益が生まれる。
賃金以外にも、やりがい、敬意、自由、余暇、好ましい人間関係などが報酬となる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年5月6日
読了日 : 2014年5月6日
本棚登録日 : 2014年5月6日

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