前作『プレーンソング』に引き続き空気感が素晴らしい。いいなあ。こういう人間関係を築けたらなあとしみじみ思う。一人一人が自分の持っている感性を自由に開放していて、それを他の人が誰も否定しないところがいい。アホらしくて笑っちゃうような考えや、意外な切り口の感心してしまうような言葉が多様な登場人物たちから次々と出てきて、それが面白い。「人種のサラダボウル」みたいな印象を覚える小説だ。とても好き。
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- 感想投稿日 : 2016年8月21日
- 読了日 : 2016年8月21日
- 本棚登録日 : 2016年8月20日
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