「魔王」の50年後のお話。この世はインターネットの情報に支配されているように思える内容。
「現実にそこにいるその人間が積み上げた関係よりも、どこの誰が書いたかも分からないネットの記述の方が信じられたわけだ」
実際にそうなる未来はすぐそこまできてるのかもしれない。
作中に井坂好太郎なる小説家が登場する。その人物の作品を主人公が客観的に否定するシーンが印象深い。
上巻である本作を読み終わる頃には、ここに感想を書くことなんか放棄し、すぐさま下巻を読みたくなる、そんな作品です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月29日
- 読了日 : 2022年5月1日
- 本棚登録日 : 2022年4月21日
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