星野源さんの歌と平野太呂さんの写真がばらばらのまま1冊の本になった作品。
付属CDの源さんの歌は2010年度版「ばかのうた」等に収録されているものとは別で、より近くに感じる歌声とシンプルな曲で、全体的にノスタルジーな感じがしました。読み聞かせのような感じがして、付属CDを聴きながら歌と同じペースでページをめくっていきました。
平野太呂さんの作品は初めて目にしましたが、なんでもないような風景を丁寧に切り取られる方なのかなと感じました。全体的にノスタルジーな雰囲気が楽曲と合っていると感じました。これみよがしに詞や曲に寄せていない感じも良いなと思いました。
もちろん楽曲も写真も全て好きですが、特に「本のイントロ」の紙芝居が始まる夕方の公園のような感じと、「本のアウトロ」の紙芝居が終わった後の楽しい帰り道のような感じが好きで、写真もそんな夕暮れ時を感じる「ばかのうた」の写真が特に好きでした。
じっくりと曲を聴きながら詞と写真を眺め、少しの想像を挟みながらページをめくっていく。ゆったりとした時間が過ごせる一冊でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月4日
- 読了日 : 2021年1月4日
- 本棚登録日 : 2020年12月21日
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