おとなの味 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年2月26日発売)
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本棚登録 : 442
感想 : 27

酒好きの著者がお酒が邪魔になると表現している、石川県はうつお荘の摘草料理が気になる。
著者が娘の誕生日だけに通ったレストランも気になる。そうして一年一年重ねていった日々の暮らしが気になる。

豆腐を水切りするときは手で割って表面積を増やすといい
京都の水は軟水、軟水だからこと今の日本料理がある
硬水が主となるヨーロッパではシチューやアクアパッツァなど、煮込料理が発達してきた、水の味に合った料理が発達してきた

料理のコツ、おいしく食べるためのちょっとしたことは経験を積むことで覚えていくものだ、と「自慢の味」で書いているけど、この本にもぎっしり詰まっていて、経験の浅い私は著者からこっそりお裾分けしてもらった気分になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年2月10日
読了日 : 2015年2月10日
本棚登録日 : 2015年2月10日

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