統計学が最強の学問である[実践編]――データ分析のための思想と方法

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  • ダイヤモンド社 (2014年10月24日発売)
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【複雑系解法】
たまたま、ジェノサイドという小説を読んだところだったので思ったのですが、この小説には進化した人間が出てきて、現在で言われるところの複雑系(天気、火山の噴火、人の行動など)を瞬間的に解くことができます。

われわれは、今現在では解くことのできない(非線形)事象を複雑系として簡単に表現してしまっています。
人間の脳で解くことができない事象を、解けないので複雑系という言葉で解かなくてもよい状態をつくりあげています。

統計学は今現在の人間が解くことのできない、複雑すぎて直接解を導くことができない事象をある程度の精度でもとめる手法のように感じます。
もし、複雑系の事象を直接解くことができれば、統計学に頼る必要性はありません。

逆に、解く手法がない状況だから統計学が活きてくるともいえます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 統計
感想投稿日 : 2015年2月24日
読了日 : 2015年2月24日
本棚登録日 : 2015年2月24日

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