日本史集中講義: 点と点が線になる (祥伝社黄金文庫 い 2-10)

著者 :
  • 祥伝社 (2007年6月1日発売)
3.80
  • (34)
  • (45)
  • (47)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 412
感想 : 50
4

2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。
2010/6/29~7/1

ワールドカップで日本がPK戦の末、先が閉ざされた虚脱感から抜け出せないでいる中、井沢氏の本を読了。
 現在の歴史教育が点を限りなく覚えることに偏重している問題を指摘、なぜその現象が起こったか、を流れ(線)として掴まえないと歴史は理解できない、という氏の主張には賛同。日本人のもつメンタリティなども過去の歴史で日本人がどう振る舞ってきたか、を分析することで明確に浮き彫りになる。「和を以て貴しとなし、」ではじまる憲法十七条の一文を読むと、日本人がワールドカップなどの戦いの場に向いたメンタリティではないのだなぁ、ということがわかるような気がする。外交問題などが緊迫してきている今、日本人はもっと歴史に学び、活かしていかないといけないだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2009年1月11日
読了日 : 2010年7月1日
本棚登録日 : 2009年1月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする