脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1951年4月17日発売)
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本棚登録 : 510
感想 : 60
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モーパッサン『脂肪の塊・テリア館』新潮文庫

普仏戦争に敗れたフランス。
プロシア軍から逃れる馬車に、「脂肪の塊」と呼ばれる娼婦がいた。
車中、空腹に苦しむブルジョアや尼たちに自らの弁当を快く分け与える。
ところが、一行が訪れた宿に居合わせた敵の士官により、「ある理由」から出発を禁止される…

テンポ良く進み、とても読みやすい。
訳も砕けすぎず堅すぎず、心地よい。
著者がダラダラと持論を展開するでもなく、あからさまに批判するでもなく、登場人物の言動を程よい違和感をもたせて描く皮肉さが好き笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月10日
読了日 : 2016年1月10日
本棚登録日 : 2016年1月10日

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