さわり: 天才琵琶師「鶴田錦史」その数奇な人生

著者 :
  • 小学館 (2011年11月2日発売)
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本棚登録 : 135
感想 : 24
4

初めて知る世界。
思わず引き込まれて一気に読んでしまいました。

武満徹のノヴェンバー・ステップスはこれまで何度か聞いたことがありましたが、私にとっては印象に残るメロディがあったわけでもなく,よく分からないなあというのが正直なところでした。

しかし,この本を読んで,改めてこの曲を聴いてみると,印象が全然違い,琵琶と尺八の音色にぞくっとします。
鶴田錦史氏も横山勝也氏も,鬼籍には入られましたが,会場でお二人の生演奏によるこの曲を聴いてみたかったなと思いました。

未知の世界に触れる…という読書の醍醐味を味あわせてくれる本で,
一読の価値ありです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年5月4日
読了日 : 2012年5月4日
本棚登録日 : 2011年12月11日

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