砂糖という世界商品(モノ)の生産・動きによって世界史を捉えようというもの。著者は世界システム論と歴史人類学の考え方で書いたという。プランテーション、奴隷貿易、イギリスのコーヒーハウス、イギリスでの奴隷制廃止と関税引き下げをめぐる攻防、ビートの開発など目まぐるしく歴史は動いていくが、その中で見えてくるのは世界システムの強烈さと無慈悲さだ。ヨーロッパ人たちの欲望が歴史を作り、今の後進国の悲惨さを生みだした。産業革命当時の労働者たちの生活も悲惨だったことだろう。それでも、奴隷制は廃止され、人々の生活は改善された。歴史はいい方向に向かっているのか。この世界システムというものが変換しないと同じことの繰り返しかもしれない。この世界システムというものが独り歩きし、我々の生活がそれに隷属してしまっているのではないだろうか。今の世界商品は何?
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カテゴリ:
世界史
- 感想投稿日 : 2021年1月5日
- 読了日 : 2021年1月5日
- 本棚登録日 : 2021年1月5日
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コメント 11件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2021/01/06
goya626さんのコメント
2021/01/06
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2021/01/07
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2021/01/09
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2021/01/11