なかなか感動の完結編。人から光背が出ているとか、死神が見えるとか、蛇が見えるとか、あるいは死のメロディーとかが出てくるのだが、匂いに結着させている辰巳が面白いよね。人々を死に誘うものが京都に溢れてきて、大変なことが起こりそうなのだが、その黒幕が意外な人物なのだ。辰巳や清風の高校時代の話が語られるのだが、これが物語の進展にえらく関係してくる。異端者や死、悟りといったものが結構物語の中で語られ、うーむと思わされる。さてさて、最後は大変なことになるのだが、それを打ち破るのは麻衣の愛というところかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年8月2日
- 読了日 : 2022年8月2日
- 本棚登録日 : 2022年8月2日
みんなの感想をみる