昨年も読んでいましたが、レビューを書くために改めて再読しました。
そもそもこの本を手に取ったきっかけは、
・効果的な読書方法があれば知りたい
・おすすめの本・読むべき名著を知りたい
・読書によってどんなことが得になるか知りたい
という点を知りたいと思ったからです。
最も知りたかった効果的な読書方法については、「3色ボールペンで線を引きながら読む」ことで自分と本の内容の距離感を詰めることができる点を知りました。
やり方として、
・赤:本の趣旨としてすごく大事だと考えるところに
・青:まあ大事と考えるところに
・緑:主観的に面白いと思ったところに
という説明がされています。
ただ、自分はそれに加えて「この本から取り入れたい」という点に対しても線を引きながら読みたいと考えています。
それ以外にも以下の気づきを得ることができました。
・読書は知能指数でするものではない。読んだ蓄積によってできるようになる
→「継続は力なり」という言葉の重要性を改めて感じました。
・大量の読書がいわば宗教による倫理教育のかわりをなしていたのではないか
→聖書のような絶対的な1冊がない日本だからこそ、多くの本を読んで様々な考え方があることを学ぶ必要があるのはその通りと感じました。
・読書を通じて自分の体験の意味が確認されたり、自分ではぼんやりとしか分からなかった自分の体験の意味が読書によってはっきりすることがある
→このことをまさにこの本を読んで気づきました(笑)
・読書をするとコミュニケーション力が格段にアップする
→話すときの議論の組み立て方や、相手の話を理解するときの「言い換え力」、メモをする力などは必要だと仕事をしているとすごく感じます。
・本を読んで知識がホットなうちにとにかくその内容をすぐ人に話すことで知識が定着する。
→やはりアウトプットが大事ということで「アウトプット大全」に記載されていることと同じ。これは引き続き継続したいです。
巻末にはおすすめの文庫100選も掲載されていますので、自分の本棚のラインナップにも加えていきたいです。
- 感想投稿日 : 2023年7月16日
- 読了日 : 2022年6月23日
- 本棚登録日 : 2022年3月28日
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