スーパーモデル・スウェーデン 変容を続ける福祉国家

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  • 法研 (2013年5月31日発売)
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・超個人主義の国
・かつてほど高福祉・高負担ではなくなっており,近年低下傾向(それでも44%くらいの社会保障給付費。日本は20%台後半)
・労働組合率が高かったが,近年低下傾向にあり70%(日本は20%程度)
・分権国家。建前上,国は報告書などを作り,必要な自治体に投資するが,あとは自治体が勝手にやり,失敗しても国は謝罪しない文化(ただし,実際上,マスコミ等に政治家が批判されることもある模様)
・積極的労働市場政策。ただし雇用保険は減額傾向(7~8割だったのが5割程度?に落ちている)
・労働者の申し出により,67歳まで勤務延長できることになっているが,69歳までとする案も検討されている模様。
・日本と比較すると,年金,医療費などの給付はほとんど変わらない。障害者,家族,積極的労働市場政策による支出割合が大きい。
・年金は,社会保険(賦課及び積立)と税方式の二段階。
・勤勉・まじめで内気。日本と性質はにているが,個人主義の観点では異なる。
・給料がなくなったら,1か月で生計が成り立たなくなる割合は10%。ほとんどの人が半年もたない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会保障・労働一般
感想投稿日 : 2014年5月6日
読了日 : 2014年5月5日
本棚登録日 : 2014年5月5日

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