「ホタルノヒカリ」と「ブスの瞳に恋してる」を足して2で割ったような環境下で、外見で大きなハンデを負った女性のキャリアと恋愛を綴ったシリーズの第一巻です。
ブスであることに幾度か辛い経験をしているようなものの、主人公自身は自分を卑下しているところ以外さほどひん曲がった性格ではなく、むしろしっかりもので、彼女の同僚や利用客も外見を拒絶している描写は少ないように感じます。
仕事に支障が出るほどのブスではないところはいまいちパンチが弱いかもしれませんが、そこにB専の上司が噛み付くことで面白くなっていると思います。
また、彼女の家族、知人、同僚や利用客なども個性的で、魅力ある部分の一つです。
1話完結の短い話で分かれており、サクッと読めます。
映画は同年に公開された「翔んで埼玉」の影響に埋もれてしまいましたが、私はこちらの方が好きです。
ロケは新都心でしたので、こちらも翔んで埼玉に負けじとさいたまアピールしていたらもう少し評価は変わっていたかもしれませんね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年3月2日
- 読了日 : 2021年2月28日
- 本棚登録日 : 2021年2月28日
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