文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

  • 草思社 (2005年12月21日発売)
3.92
  • (114)
  • (110)
  • (118)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 1245
感想 : 92
3

過去に消滅もしくは崩壊した社会の具体例を挙げて、何が崩壊の要因となったのかを検証していく。イースター島、ピトケアン島、アナサジ族、マヤ、ノルウェー領グリーンランドが例として挙げられ、各々の崩壊の要因として、環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、環境問題への社会の対応の五つを挙げている。
環境がいかに脆いものであるか、そして過去に滅んだ文明の統治者がいかに近視眼的であり、危機を過小評価していたかがよくわかる。
そして、これらの過去は、将来への警鐘となっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年2月6日
読了日 : 2012年2月6日
本棚登録日 : 2012年2月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする