以前からずっと読みたいと思っていた、遠藤周作の代表作。タイトルからもっと読みにくい、難しく重たい話を想像していたのですが、思ったよりもずっと軽い文章で書かれていて、読み始めたら一気に読破してしまいました。しかし、扱っているテーマは決して軽いものではなく、人の生き方を問う真剣なもので、読み手にも深く自分の生き方について考えるきっかけを与えてくれます。遠藤周作という作家の実力が余すところなく発揮された名作であり、一度は読んでみるべき作品と言って過言ではないと思います。
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カテゴリ:
一般小説
- 感想投稿日 : 2007年5月21日
- 本棚登録日 : 2007年5月21日
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