町かどのジム (子どもの文学・青い海シリーズ 14)

  • 童話館出版 (2001年10月1日発売)
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本棚登録 : 187
感想 : 24
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マイ本。ファージョン作品で最も好きな1冊。ブックトークに取り入れたくて、再読しました。
80歳のジムと8歳のデリーの心の交流もさることながら、町の人がみんなジムのことを大好きで、町かどになくてはならない存在だということがとても素敵だなと思います。
若かりし頃、船乗りだったジム。船乗りはたくさんの語るべき話を持つと『灯台守の話』で読みましたが、まさにその通り!
ジムの洗練されたユーモアが最高です。
あとがきにもありましたが、ファージョン作品って本当にあったかい。
刺激的なストーリー展開はありませんが、こういう物語こそたくさんの大人と子どもに読み継がれていって欲しいです。
この本から派生して紹介できる本としては、『年をとったワニの話』をはじめとするジョヴォー氏とルノー君のお話集、『船乗りサッカレーの怖い話』のモンタギューおじさんシリーズが思いつきます。いずれもマイ本なので、再読してブックトークに組み込みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月17日
読了日 : 2015年1月17日
本棚登録日 : 2015年1月17日

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