ジウ 3 (中公文庫 ほ 17-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年2月1日発売)
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感想 : 408
3

概念としての「殺人の禁止」――人は何故殺してはならないのか?という命題がずっと物語を通して存在しているように思う。
一つの概念を覆すのは多大な労力が必要で、それ故の「革命」だったのだろうが、その革命すら結局は支配する者が変わるだけではなかろうか。
しかし、殺人の禁止が「ある種の特権階級の人々の利益になるから」というのは今一つ納得がいかない。
面白く読めたが、ドラマを見てしまった所為で所々キャストの顔がチラつく・・・。そして物語を読んでも、美咲のキャラクターは好きになれなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンス
感想投稿日 : 2015年6月2日
読了日 : 2015年5月7日
本棚登録日 : 2015年5月16日

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