概念としての「殺人の禁止」――人は何故殺してはならないのか?という命題がずっと物語を通して存在しているように思う。
一つの概念を覆すのは多大な労力が必要で、それ故の「革命」だったのだろうが、その革命すら結局は支配する者が変わるだけではなかろうか。
しかし、殺人の禁止が「ある種の特権階級の人々の利益になるから」というのは今一つ納得がいかない。
面白く読めたが、ドラマを見てしまった所為で所々キャストの顔がチラつく・・・。そして物語を読んでも、美咲のキャラクターは好きになれなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サスペンス
- 感想投稿日 : 2015年6月2日
- 読了日 : 2015年5月7日
- 本棚登録日 : 2015年5月16日
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