小説家の書いた小説ハウツー本。だが、いわゆる小説の書き方的なものをイメージするとかなり違う。文章表現のテクニックなどには一切触れず、書き進めていく中でおこる文学の運動性に身を委ねよという、非常に抽象的なアドバイスが書かれている。
時間をかけて書き込んでいない、スカスカした小説のことを「高校の文化祭で演奏されるロックが、いくら音量を上げてもスカスカしているのと似てい」ると表現したのが面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学(90)
- 感想投稿日 : 2012年7月2日
- 読了日 : 2012年7月2日
- 本棚登録日 : 2012年6月30日
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