はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 世界文化社 (2003年5月1日発売)
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・「事業を起こす目的が事業そのものの売却であるという」という考え方以外は素直に読めた。
・以下、読書メモ

・「企業家(未来)」「マネージャ(過去)」「職人(今)」の3つの人格。
・幼年期→青年期→熟年期と成長する企業。

<幼年期>
・オーナー=事業。オーナーがいなくなれば事業そのものが消滅してしまう。
・ただしいずれ仕事量の限界が来る。
・事業の目的は個人の限界を超えること。単に仕事を抱え込むことじゃない。

<青年期>
・人手が足りないと感じたときから始まる。そして人を雇う。マネジメントを怠ると失敗。(任せるのと任せきりにするのは違うので)幼年期に戻る選択をすると待っているのは倒産。

<成熟期>
・将来像を描いている。
・その将来像に向かってどういう行動をするか考える。
・最初から一流企業のような振る舞いをする。

<メモ>
・商品の代わりに事業を売る
・事業の試作モデルをつくる。(事業をパッケージ化する)
・事業=人生ではない。事業に奉仕するのではなく、事業を人生に寄与させろ。
・自分が居なくてもうまくいく仕組みを作れ。
・イノベーション→数値化→マニュアル化のサイクルが重要。
(イノベーションは創造ではない。両者の違いは実行するか否かにある。イノベーションとは新しいものを実行することである。)
・事業発展プログラムの7つのステップ。
①事業の究極の目標を設定する。
 ・事業の究極の目標は人生目標に同じである。(本人の価値観に大きく左右される)
②戦略的目標を設定する。
 ・取り組む価値がある?顧客の定義は?
③組織戦略を考える
 ・組織図を作って役割分担を明確にする。
 ・マニュアルを作って仕事を任せられるようにする。
④マネジメント戦略を考える。
⑤人材戦略を考える。
⑥マーケティング戦略を考える。
⑦システム戦略を考える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス書
感想投稿日 : 2012年2月26日
読了日 : 2012年2月25日
本棚登録日 : 2012年2月25日

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