ひと粒の宇宙 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2009年11月25日発売)
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本棚登録 : 517
感想 : 52

この本は、偶然なのか全部「死」を扱っている気がする。ドラマティックな物語、を書こうとすると、そうなるのかな。
いしいしんじ「ミケーネ」
伊集院静「仔犬のお礼」
大岡玲「ピクニック」
大崎善生「神様捜索隊」
小池昌代「名前漏らし」
高橋克彦「たすけて」
蜂飼耳「繭の遊戯」
堀江敏幸「樫の木の向こう側」
吉田篤弘「曇ったレンズの磨き方」
・・・このあたりが好み。この世ならざるもの、異世界など、あるいは、現実的なものなら騒がしく物語が展開するのではなく、淡々と日常がすぎるようなもの。あんまり現代小説を読まないので、色んな作家のお試し読みができるいいガイドブックだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書記録
感想投稿日 : 2017年1月15日
読了日 : 2016年12月15日
本棚登録日 : 2017年1月15日

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