十九、二十 (新潮文庫 は 22-1)

著者 :
  • 新潮社 (1992年11月1日発売)
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本棚登録 : 852
感想 : 86
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収録内容は以下の通り。

本編
川村湊: 解説

一般的な青年の悩みと自立を描いているのかと思い読み始めたが、登場するのはかなり特殊な状況の青年である。現在の一般的な男性が似たような経験をするとしたら、20代になって以降では無かろうか。
主人公の周りの人物たちの無責任さと、そのような人たちに振り回されることの虚しさが表れている。
川村湊の解説は偏っているように感じたため、却って作品世界への理解から遠ざかってしまった。
後日談として、主人公がこれから、周りの人々に右顧左眄しないようになるのを望んでやまない。

装幀は原研哉、装画はかとうゆめこ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月14日
読了日 : 2021年5月14日
本棚登録日 : 2021年5月12日

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