未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

  • インプレスR&D (2016年1月29日発売)
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本棚登録 : 301
感想 : 25
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エストニアとは、あまり日本にはなじみのない国である。バルト3国の一つであるらしい。読めば読むほど徹底した電子化が、国の未来を開いているところである。Skypeもこの国の技術者が中心になって開発されたらしい。エストニアを代表するビジネスモデルとなっている。
翻って日本である。マイナンバーカードまだつくっていません。使い道がないので。法務局への申請もネットでできるらしい。ほとんど普及していない。使い勝手が悪すぎる。確定申告もネットでできる。申告するまでの手間が大変。結局証明書類を郵送しなくてはいけない。書類だけネットで作って郵送するほうが手っ取り早い。
登記事項がネットで閲覧できるが、土日は動いていない。
役所が本気でやる積もりもなく作っている仕事ダカラでしょうか。
エストニアの制度が素晴らしいのはよくわかる本だが、だからといって日本は変わらないのである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科
感想投稿日 : 2016年9月10日
読了日 : 2016年9月8日
本棚登録日 : 2016年9月10日

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