本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2011年10月21日発売)
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本棚登録 : 2020
感想 : 261

映画監督、宮崎駿さんが児童文学のオススメ名作50冊について書いた推薦文。
あらすじというより、宮崎監督の思い出や感想で名作の数々が紹介されています。
その他にも、翻訳家の石井桃子さんや、「グリとグラ」でおなじみの中川李枝子さんについても語っていたり、東日本大震災の後に出版されたこともあって、「三月一一日のあとに」という章では、自分の父親や戦争体験にも言及しています。
児童文学とは…「生まれてきてよかったんだ」というメッセージ。
アニメ監督だけあって、挿絵にも詳しいのですが、私が一目で気に入ったのは、ファージョンの『ムギと王さま』で紹介されている絵。
大きな本棚のある部屋で、月の光(?)に照れされながら、子供が顔をうずめるように本を読んでいる挿絵が紹介されているのですが、それがとってもいい♪
読みたい本がたくさんできました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2012年5月31日
読了日 : 2012年5月16日
本棚登録日 : 2012年5月16日

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